「納豆や豆乳が本当に薄毛に効果はあるの?」と疑問に思っていませんか?
実は、大豆や豆乳のイソフラボンが男性の薄毛の原因であるAGAや女性の産後の抜け毛にも効果的であります。
今回は、
なぜ、納豆や豆乳のイソフラボンが抜け毛・薄毛に効果があるのか?
大豆イソフラボンがどのようにAGAの症状を抑制するのか?
育毛のためにイソフラボンを効率よく摂取する方法とは?
について詳しく解説したいと思います。
ぜひ最後までお読みいただき、イソフラボンを摂取して薄毛予防しましょう。
目次
納豆や豆乳のイソフラボンが抜け毛・薄毛に効果ありは本当だった!
納豆や豆乳を摂るだけで本当に抜け毛や薄毛効果があるの?と疑っている人も多いのではないでしょうか?
実は、研究結果からもイソフラボンの効果が実証されていました。
納豆や豆乳のイソフラボンがAGAによるハゲを改善する
まずはじめに結論から言いますと、
納豆や豆乳などのイソフラボンには薄毛の改善に効果があるのは本当です。
実際に名古屋Kクリニックの岡嶋医師が曰く、
「唐辛子に含まれているカプサイシンと豆腐に含まれているイソフラボンは相乗的に 作用して IGF-1 の生産を促し、頭皮で育毛を促進する」
【参照元:http://www.kclinic.co.jp/blog/wp-content/uploads/2013/10/%E8%96%84%E6%AF%9B%E6%B2%BB%E7%99%82Q-A.pdf】
とおっしゃっています。(※カプサイシンの効果については後ほど解説します。)
また、台湾の国防医学院の研究結果でも、イソフラボンに育毛効果がある結果が出ていました。
その研究結果とは、
Blood vanadium and frequent soy bean drink consumption may provide protect effects against AGA.
翻訳:血液バナジウムおよび頻繁な大豆飲料の消費はAGAの保護効果があるだろう
AGAクリニックの医師と海外の大学での研究から分かるように、豆乳や納豆のイソフラボンが育毛に効果があることが分かりますよね。
納豆や豆乳が育毛に効果があるとは本当だったんですね!てっきり、タダの噂かと思っていました….!
本当じゃよ!納豆や豆乳は身体だけでなく髪の毛にも効果的なのじゃ!イソフラボンとハゲの関係についてもう少し詳しく見ていこう!
納豆や豆乳のイソフラボンが抜け毛・薄毛の予防や対策になる
納豆や豆乳が薄毛の改善や育毛の働きをすると言うことが分かりました。
先ほどがからイソフラボンと言っていますが、納豆や豆乳、きなこ、味噌汁にも含まれるイソフラボンの働きについて詳しく見ていきたいと思います。
イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをする
イソフラボンとは、大豆の胚軸と呼ばれるところに多く含まれている抗酸化物質のことを言い、ポリフェノールの一種です。
この物質が、女性ホルモンである「エストロゲン」と似た化学構造をしているために、体内に入ると女性ホルモンと近しい働きをするということです。
そのため、美白効果や、月経不順、更年期障害などの症状にも効果的であると言われており、特に女性の方であればイソフラボンは身近な言葉なのではないでしょうか?
大豆に含まれる女性ホルモンに近しいイソフラボンが、薄毛の原因に働きかけて改善してくれるのです。
イソフラボンがAGAの原因である5αリダクターゼの働きを抑制する
男性の最大の薄毛の原因は、AGA(男性型脱毛症)だと言われております。
日本の成人男性の4人に1人にあたる1200万にも人がAGAによる薄毛に悩まされています。
イソフラボンの働きを解説するために、AGAのメカニズムを知る必要がありますので簡単に解説したいと思います。
AGA(男性型脱毛症)のメカニズムとは?
AGAとは、頭皮の細胞に脱毛作用があるDHT(ジヒドロテストステロン)が作られるために、髪の毛がどんどん抜けていく症状です。
脱毛作用があるDHTは、男性ホルモンと5αリダクターゼという還元酵素が結びつくことで作られます。
5αリダクターゼは生え際や、頭頂部当たりの細胞にあるためにM字はげやつむじハゲになりやすいのです。
つまり、AGAによる薄毛を食い止めるためには、脱毛作用があるDHTが作られるのを抑制する必要があります。
AGAについて更に詳しく知りたい人はコチラも参考して見てくださいね。
>AGAとは?男性型脱毛症の原因を知り薄毛の改善・対策しよう!
イソフラボンの作用で男性ホルモンが減る
女性ホルモンに近しいイソフラボンによって男性ホルモンの過剰な分泌を抑制する働きがあります。
DHTが作られる原因である男性ホルモンの分泌が減ることで、AGAの進行は弱まります。
さらに、イソフラボンは女性ホルモンに近いので、髪の毛にもツヤがでる効果も期待できます。
なるほど!大豆イソフラボンが男性ホルモンの働きを抑制して、DHTが作られるのを減らすということですね!
女性の産後の抜け毛(FAGA)にイソフラボンは効果的!
女性の方でも、産後の抜け毛やストレスによって抜け毛に悩まされる人が増えてきています。
女性特有の抜け毛の症状をFAGA(女性男性型脱毛症)といいます。
FAGAは、女性ホルモンのバランスが崩れることで、男性ホルモンの量が多くなるためにFAGAを引き起こしてしまいます。
イソフラボンを摂取することで、女性ホルモンのバランスが改善されるので女性の抜け毛にも効果的だと言えます。
納豆や豆乳のイソフラボンは育毛・発毛効果もあった!
大豆イソフラボンが薄毛や抜け毛の予防・改善につながる理由について詳しく解説してきました。
イソフラボンには頭皮の細胞を活性化して発毛効果も期待することができます。
イソフラボン+カプサイシンが頭皮の細胞を活性化して発毛
カプサイシンは、普段あまり耳にしない言葉ですので初めて聞くというかたもいるかと思います。
カプサイシンとは、唐辛子の辛味をもたらす主成分であります。
冬にも関わらず、キムチ鍋など辛い物を食べると汗が出たりするのは、カプサイシンの効果によるものだったのです。
このカプサイシンとイソフラボンを同時に摂取すると発毛効果があると言われています。
カプサイシンとイソフラボンの同時摂取でインスリン様成長因子(IGF-1)が増える
辛味成分のカプサイシンが身体の中に入ると、知覚神経に刺激を与えます。
知覚神経が刺激を受けると、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)が放出されます。
脳出されたCGRPが頭皮にある髪を生成している毛母細胞にいき、IGF-1という成長因子を増加させる作用があります。
⬇イソフラボンとカプサイシンの働き
【出典元:http://kclinic.co.jp/remedy/mechanism/detail.php?id=564&page=1&position=0&max=1&limit】
しかし、CGRPは一定量放出されるとなくなってしまいます。
そこで出番なのが、イソフラボンです。
イソフラボンには、失われたCGRPを増加させる働きがあります。
そのために、イソフラボンとカプサイシンは同時に摂取するほうがより効果的だと言うことなのです。
上図のイラストでは少し難しいと思いますので、簡単な図が以下のものになります。
イソフラボンは、薄毛の原因を改善するだけでなくカプサイシンと一緒に摂取することで発毛の効果も期待できると言うことですね。
更にイソフラボンとカプサイシンのメカニズムについて知りたい人は動画もぜひご覧になってみてくださいね。
ちょっと発毛のメカニズムが難しいが、カプサイシンとイソフラボンを一緒に摂取すれば発毛効果も期待できると言うことですね!
薄毛改善のためにイソフラボンとカプサイシンを摂取しよう!
イソフラボンとカプサイシンを一緒に摂取すると、発毛効果も期待できることが分かりました。
普段の食生活でも効率よくイソフラボンやカプサイシンを摂取したいですよね。
ですので、イソフラボンやカプサイシンなどが含まれている食べ物について解説したいと思います。
食の欧米化で大豆イソフラボンが不足している日本人
日本人の食生活が日本食から欧米化に変わったために、現代の日本人はイソフラボンが不足しています。
JA兵庫厚生連の調査によりますと、1日の平均摂取量が18mgと必要な摂取量に届いていません。
平均摂取量 | 1日に必要な摂取量 | |
イソフラボンの量 | 18mg | 30mg |
1日に30mgが必要と言われていますが、健康のために本当は40~50mgほど必要になります。
ファーストフードやコンビニが増えたことで、特に若い世代が不足しています。
大豆製品別にみる大豆イソフラボンの含有量
では、どのような食事を摂れば、効率よくイソフラボンを摂取すればいいのでしょうか。
大豆から作られている製品別に、大豆イソフラボンの含有量について調べてみましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
大豆製品 | イソフラボンの含有量 |
納豆1パック(50mg) | 65mg |
大豆飲料(125ml) | 69mg |
豆腐1/2(110mg) | 55mg |
油揚げ1/2枚(75mg) | 52.5mg |
大豆煮50g | 30mg |
きな粉大さじ一杯(6g) | 15.6mg |
味噌大さじ一杯(18g) | 7.2mg |
納豆や豆乳であれば、お仕事が忙しい人でもお手軽に摂取できるかと思います。
忙しい人でも簡単にイソフラボンを摂取する方法とは?
なかなか忙しくて、大豆製品を摂ることができない人や毎日継続して摂取できない、という人もいるかと思います。
忙しい人でも、簡単にイソフラボンを摂取する方法があります。
1番簡単なのは、ズバリ「豆乳」です。
私も毎日、キッコーマンの調整豆乳を飲むようにしています。
キッコーマンの調整豆乳は、200mlで38mgのイソフラボンが配合されていますので、朝と夜の2回飲むと1日に必要な量を摂取できますね。
豆乳であれば、会社に行く前や帰りにコンビニでも購入することができますので、簡単に大豆イソフラボンを摂取する事ができます。
ぜひ、飲んでみてくださいね!
サプリメントによるイソフラボンの過剰摂取には注意が必要!
イソフラボンは髪の毛だけでなく、美肌効果にもよくたくさんのサプリメントが出回っています。
大豆イソフラボンを過剰に摂取してしまうと、健康に害を及ぼしてしまう可能性があります。
健康に支障のないイソフラボンの摂取量の上限は、75mg/日です。
ですので、もしあなたがサプリメントでイソフラボンを摂取するのであれば、上限に気をつけて摂取するようにしましょう。
イソフラボンとカプサイシンを効率よく摂取するには納豆とキムチ
頭皮の細胞を活性化するには、イソフラボンとカプサイシンを同時に摂取する必要がありますよね。
普段の食生活の中でイソフラボンとカプサイシンを同時に摂取できる食べ物をいくつかご紹介したいと思います。
【イソフラボンとカプサイシンを摂取できる料理】
|
私の場合、鍋やお味噌汁を作るのは大変ですので、納豆キムチを作ってイソフラボンとカプサイシンを摂取しています。
イソフラボンとハゲの関係とは?のまとめ
納豆や豆腐に含まれるイソフラボンが、薄毛を改善する効果があるのか?について詳しく解説してきました。
AGAの原因を抑制して、カプサイシンと同時に摂取することで発毛の効果も期待できます。
薄毛が気になりだした方は、イソフラボンとカプサイシンが摂取を意識してみると良さそうですね。
ただし、AGAの発症や進行をイソフラボンやカプサイシンを摂るだけで食い止めることはできません。
ですので、
「最近、抜け毛が多いな・・・」
「髪の毛にボリュームが無くなってセットが上手くいかない」
と感じている方は、育毛剤を使いハゲの対策をすることをオススメします。
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これ以上ハゲたくない!と思っているかたは、ぜひご覧になってみてくださいね。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
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