薄毛や抜け毛の大きな原因の１つに、栄養不足が関係しているということをご存知でしょうか？
偏った栄養を摂取していると、栄養失調になり抜け毛を引き起こす可能性があります。
あなたが毎日食べ物から摂取する栄養バランスの意識を変えるだけでも、薄毛の予防や対策につながります。
今回は、
・栄養不足になると抜け毛が増えて薄毛になるメカニズム
・栄養不足によるハゲを改善するために必要な栄養素
について詳しく解説していきたいと思います。
ぜひ最後までお読み頂き、日々の食生活から薄毛対策をしましょう。
目次
あなたの薄毛や抜け毛は食生活の乱れが原因かも？！
つい忙しくて、朝食は抜き、昼はコンビニ弁当、夜はスーパーのお惣菜、揚げ物、などなど・・・毎日の食生活は同じパターンの繰り返しに陥っていないでしょうか？
あなたの薄毛や抜け毛は、食生活の乱れが原因の可能性があります。
お栄養が摂れていると思っていても、栄養素の偏りによってハゲてしまう要因といえます。
進がいつもコンビニ弁当とカップ麺しか食べないことは知っているのだぞ！それじゃすぐにハゲてしまうぞ！
育毛博士
なぬ！なんで博士知ってるんですか！仕事が忙しくてコンビニ弁当で済ましてしまうんです・・・でもハゲたくない・・・
育毛 進
栄養不足になると薄毛になるのは毛母細胞に栄養が届かないため
なぜ、栄養不足になると薄毛になるのでしょうか？
栄養不足が原因による薄毛を原因を解説するために、まずは髪の毛がどのようにしてできているのか？について解説したいと思います。
上図は、頭皮の細胞の図になります。
髪の毛を作るために、必要な栄養素が血管を通って毛乳頭細胞へ届けられます。
そして、毛乳頭細胞から細胞分裂をして髪の毛を作っている毛母細胞へと栄養が届けられます。
つまり、髪の毛が必要な栄養が毛母細胞へ届いて細胞分裂を繰り返すことで、髪の毛が伸びていくメカニズムなのです。
しかし、髪の毛は人間の体にとって、生命維持とは関係のない部分であるため、他の身体の器官に栄養が届きます。
ですので、どうしても髪の毛に栄養が届くのは最後と言うことになります。
そのため毎日偏った食生活をして栄養を摂取っしていると、すぐに髪の毛にダメージがくるということなのです。
頭皮にいく栄養が身体の中で1番最後だから、栄養不足になるとすぐに髪の毛に悪影響が出るのじゃ！育毛博士
女性も食事制限による栄養不足で薄毛・抜け毛になる
栄養不足による薄毛は男性だけではありません。
女性の方でも、ダイエットのためと思い過度に食事制限をしたり、偏った食事をして栄養バランスが悪いと抜け毛が増えて薄毛になります。
そのため、20代30代という若い女性のかたでも、栄養不足による抜け毛を気になりだしている人が多くいます。
栄養不足で抜け毛は増えて薄毛になる理由とは？メカニズムを解説
では栄養不足が原因で、抜け毛が増え、薄毛になっていく理由についてさらに具体的に解説していきたいと思います。
薄毛になる理由としては
①ケラチンの不足
②ビタミンの不足
③亜鉛の不足
が挙げられていますが、それぞれはどのような働きをしていて、不足するとどうなるのでしょうか。
一つずつ詳しく解説していきたいと思います。
理由①：髪の主成分であるケラチンが作られなくなるため
髪の毛の90%以上はケラチンと呼ばれるタンパク質によって作られています。
髪の毛の他にも、爪や皮膚など角質層を形成する成分でもあります。
ケラチンタンパク質は、アミノ酸と必須アミノ酸の18種類が結合して出来たタンパク質のことです。
必須アミノ酸とは、身体の中では作り出すことができず食べ物から栄養を摂取しなければならない栄養素です。
ですので、栄養バランスが悪いと必須アミノ酸の摂取量が不足してしまい、髪の毛の生成に１番必要なケラチンが作られなくなってしまうということなのです。
理由②：髪の毛を作るためのビタミン類の不足になる
ケラチンタンパク質から髪の毛を作るためにサポート役として、重要なのがビタミンです。
髪の毛を作るためには、ビタミンAやビタミンC、ビタミンB群など、たくさんのビタミンが必要になります。
ビタミン類の成分効果について一つ一つ解説しますね。
血行促進するビタミンA、ビタミンC、ビタミンE
血行不良になりやすい頭皮の血流を良くして、栄養が頭皮に届きやすくする作用があります。
頭皮の新陳代謝を高めるビタミンB群
ビタミンB郡とは、ビタミンB1・B2・B6・B12・ビオチン(ビタミンB7)のことを言います。
ビタミンB群には、頭皮からの皮脂の過剰分泌を抑制したり、頭皮の細胞の新陳代謝を高め、細胞の老化を防ぐ作用があります。
後ほど詳しく亜鉛の働きについて解説しますが、ビタミンB6にはタンパク質の吸収を助ける亜鉛の働きを活性化する作用もあります。
ビタミン類は髪の毛が成長しやすいように頭皮環境を整えてくれるのじゃ！育毛博士
理由③：亜鉛(ミネラル)の不足によって髪の毛を生成できない
亜鉛は、体内で分解された18種類のアミノ酸を再構成してケラチンタンパク質を作るときに欠かせない栄養素です。
さらに、亜鉛はタンパク質の吸収を高める万能な栄養素であるため、不足してしまうと抜け毛や薄毛の原因につながります。
亜鉛は必須ミネラルの一つであり、アミノ酸同様に体内で生成することが出来ないため、食べ物から摂取しなくてはなりません。
亜鉛は、
- 髪の毛だけでなく味覚の正常化
- 皮膚や髪の健康
- アルコール分解
- 性機能維持
など身体のあらゆるところで使われる栄養素であるため、不足しがちな栄養素の１つでもあります。
厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準（2010年版）」に亜鉛の1日に必要な摂取量と、実際の摂取量について掲載されていました。
| 亜鉛の推奨量 | 亜鉛の摂取量 | |
| 男性 | 12mg | 8.8mg |
| 女性 | 9mg | 7.2mg |
グラフからも分かる通り、男性、女性と問わず亜鉛が不足していることがわかりますよね。
現代の日本人は食の欧米化も進み、男性も女性も亜鉛が不足しがちになっているの〜育毛博士
栄養不足が原因で抜け毛が増えて薄毛になりやすい人の特徴とは？
薄毛になる理由としてケラチン、ビタミン、亜鉛の不足を挙げました。
これら３つの栄養素は、それぞれが相互に作用して髪の毛を作ることに貢献しています。
つまりどれが欠けても、薄毛になりやすいのです。
ではこれらの栄養素をまんべんなく摂取するのが苦手な人、栄養不足になりがちな人とは、どのような特徴を持っているのでしょう？
薄毛になりやすい人の特徴①：栄養バランスが悪く栄養失調な人
毎日、牛丼屋やファーストフードばかり食べたり、コンビニ弁当やカップラーメンで食事をすましてはいないでしょうか？
肉や脂っこいものばかり食べて、緑黄色野菜や果物などを摂取せず栄養バランスが悪いと栄養失調になり薄毛になりやすくなります。
髪の毛の99%はタンパク質が占めているから、タンパク質の多い肉類ばかり食べても育毛にはつながりません。
亜鉛やビタミン類などバランス良く栄養を摂取する必要があります。
薄毛になりやすい人の特徴②：忙しく1日3食の食事を摂れていない人
つい忙しくて、朝食抜きにしたり、朝や昼をおにぎりやパン一枚で済ましたりしてはいないでしょうか？
朝昼を抜かしたり、軽く済ましてしまうと例え夜に栄養を摂取しても、1日に必要な摂取量に届かない可能性があります。
そのため、栄養不足になり細く弱った髪の毛が作られる原因なってしまうのです。
薄毛になりやすい人の特徴③：お酒やタバコが好きな人
あなたはお酒やタバコはお好きでしょうか？喫煙者や飲酒がすきな人は薄毛の原因になります。
お酒と薄毛の関係
お酒に含まれているアルコールを体内で無害な物質にするために分解されます。
このアルコールを分解する時に、消費されるのが髪の毛の生成をサポートするアミノ酸です。
アミノ酸であるメチオニンとシステインがアルコールの分解に消費されてしまうために、育毛に必要な栄養が不足してしまいます。
そのため、お酒を飲みすぎると薄毛の原因になるです。
タバコと薄毛の関係
次にタバコと薄毛の関係ですが、タバコにはニコチンと呼ばれる有害物質が含まれています。
このニコチンには、血管を補足してしまう収縮作用があります。
そのため、血行不良になりただでさえ栄養が届きにくい頭皮が血行不良を引き起こすということなのです。
お酒やタバコと薄毛の関係についてはさらにこちらで詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
=>薄毛や抜け毛の原因は飲酒・アルコールが原因？お酒とハゲの関係
=>薄毛・抜け毛の原因は喫煙だった！ハゲとタバコの関係と改善方法
栄養不足を改善！薄毛や抜け毛の改善・対策に必要な三大栄養素
栄養不足と薄毛の関係について解説してきました。
では、普段どのような食べ物を食べて栄養を摂取すれば、ハゲないで育毛に繋げることができるのでしょうか？
薄毛や抜け毛の改善に必要な３つの栄養素と食べ物について解説したいと思います。
薄毛改善に必要な栄養と食べ物①：髪の毛の主成分であるタンパク質
まずは、髪の毛の99%を占める主成分であるタンパク質を多く摂取しましょう。
肉から動物性タンパク質を摂取することができますが、脂肪分が多く血行不良や肥満の原因になります。
ですので、大豆製品から植物性たんぱく質を摂取するようにしましょう。
大豆製品には、納豆であったり、豆腐、豆乳などがあります。
大豆製品は、お味噌汁やお鍋に豆腐も入っているので摂取しやすいかと思います。
また、大豆にはホルモンバランスを整える効果もありますので、男性の薄毛の原因でもあるAGA(男性型脱毛症)の抑制にもつながります。
=>納豆や豆乳が抜け毛・薄毛を改善する？イソフラボンとハゲの関係
=>AGAとは？男性型脱毛症の原因を知り薄毛の改善・対策しよう！
薄毛改善に必要な栄養と食べ物②：頭皮環境を整えるビタミン類
ケラチンタンパク質の生成のサポートや頭皮環境を整えるためにビタミン類を摂取しましょう。
ビタミン類を効率よく摂取できるのは、ほうれん草や、人参、ブロッコリーなどの緑黄色野菜です。
緑黄色野菜には、ビタミンAやビタミンCが多く含まれており、髪の毛の生成を助けます。
ちょっと野菜は苦手かな、という人は果物からでもビタミンは摂取することができます。
ミカンやはっさくなどの柑橘類であったり、イチゴやキウイフルーツなどはビタミンCも多く配合されているのでおすすめです。
薄毛改善に必要な栄養と食べ物③：アミノ酸を再合成する亜鉛
亜鉛は、タンパク質を再構成するのには欠かせない栄養素ですが、現代の日本人は、食の欧米化などが原因で不足しています。
亜鉛を多く含む食べ物には、牡蠣や魚介類全般、アーモンドやチーズ、ウナギなどがあります。
特に牡蠣には豊富な亜鉛が含まれているのでオススメをしたいですが、お家の食事で食べることは少し難しいと思います。
ですので、アーモンドやチーズなどコンビニでも買えるようなもので亜鉛を摂取すると良いでしょう。
亜鉛は不足しやすい栄養素なので、サプリメントで補うのも１つだと思います。
ハゲる前に食生活を見直し栄養バランスに気をつけよう！
栄養不足が薄毛の原因であるメカニズムと、ハゲないために必要な栄養素と食べ物について詳しく解説してきました。
偏った食生活をして頭皮の細胞が栄養不足になり抜け毛が増える前に、普段の食生活を見直しましょう。
ただ、なかなか仕事が忙しかったりして、毎日３食をバランス良く食べることってなかなかできないですよね。
そんな方は、薄毛の予防・対策として育毛剤を使うことをオススメします。
育毛剤には、髪の毛の生成に必要なアミノ酸であったり、血行を促進する成分が配合されています。
日々の生活で毎日食事に気を使えない！という人でも、育毛剤であれば1日1分で対策ができます。
栄養不足が改善できずにハゲる前に、育毛剤を使いたいという人のために、予防・改善に効果的な育毛剤を下に選んでおきました。
ぜひ、ハゲて改善ができないような状態になる前に早めに改善しましょう。
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